肌寒い日が続きますが、秋の味覚が美味しい季節になりましたね。新米、なしやブドウ柿などの果物、サンマや鮭などの秋魚、きのこ類、イモやれんこんなどの根菜類、、、考えるだけで食欲が湧いてきます。
さて、9月はプライバシー保護の取り組みと個人情報保護について動画や資料を元に研修を行いました。
個人情報とは、生存する個人に関する情報であって、その情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により当該情報が誰の情報であるかを識別できるもの(個人識別記号や符号、記号等も含む)のことであり、個人情報を扱う時は、利用目的をできる限り詳しく具体的かつ明確にすること、事前に決めた利用目的以外には個人情報は利用できないと定められています(個人情報保護法より)。
また、プライバシーとは、個人や家庭内の私事、私生活。個人の秘密。また、それらが他人から干渉や侵害を受けない権利のこと。介護を受ける(介護をお願いする)ということは、自分の身体や生活の場を他人に見られ、干渉されることで、精神的な苦痛を味わうことや、介護を受ける方が職員に気を遣い我慢する状況が発生するということです。介護に関わる職員はそのことを理解し、必要以上にご利用者のプライバシーが侵害され、人として尊厳が損なわれないよう注意が必要です。
昔はプライバシーの保護というと「守って隠す」が主流だったが、今は自分の生き方は自分で決める時代。自分についての情報は自分でコントロールすることとなっているとのことです(公開するかどうかも含めて本人が決める、幸福追求権)。
研修では、上記の内容等を確認し、個人情報については会議や報告を行う際にも他者に聞かれていないか意識することや、コンビニで被保険者証のコピーをしないこと(防犯上履歴が残る)、守秘義務は当然としてやむを得ず情報の共有や公開する際には事前に利用目的を説明し同意を得るなど必要な手続きを取ること等を再確認しました。
プライバシーの保護については、恥ずかしさや情けなさといった心情や遠慮から本音を言えない、言わない方も多いと思います。日々の関わりや会話を通して、またこれまでの生活の様子を知ること等から、ご利用者が不快に思わない関わりをすることや、介護を受け入れて下さることで自分たちの仕事が成り立っているということに感謝して、今後もより良い介護が提供できたらと思います。