日常生活自立支援事業について

日常生活自立支援事業について

GWが明けて日中は暖かい日が続いています。西陣界隈の風の通りが良い家の中は朝晩はまだひんやりとするようで、暖房はもうちょっと片付けられないわ〜というご家庭も多いです。寒暖差の大きな時期は疲れも出やすく、体調管理にも気を配りたいものですね。

さて、皆さんは日常生活自立支援事業というサービスをご存知ですか?
訪問介護は、買い物に一緒に行くことや代行することはできますが、預貯金の引き下ろしの代行や郵便物を確認して諸手続きを代行すること等はできません。
この事業では、認知症などで判断能力が多少衰えたけど、日常的な生活を支援してもらえればまだまだ住み慣れた地域で自立した生活が送れる場合に、金銭管理や書類整理などのお手伝いをしてもらえるというものです。(意思表示ができない、契約の内容が理解できる程度の判断能力がなくなった場合は他の事業や成年後見制度につなげたりします。)

京都市では京都市社会福祉協議会が実施主体となり、サービス内容について以下のように紹介されています。
※京都市以外に在住の方はお住いの市町村の社会福祉協議会にお問い合わせ下さい。

◆対象者
①高齢の方や知的・精神に障害のある方などで、判断能力が十分でない方
②契約の意思があり、契約の内容を理解できる方
③在宅で生活されている方、又は入院中等で在宅復帰の見込みのある方

◆担当者
『専門員』…社会福祉協議会の職員
  利用に関する相談に応じ、ご本人の希望に沿って支援計画を作成し、契約を結びます。また、契約後は関係機関と連携しながら、支援内容の点検やご本人の状況を確認します。
 
『生活支援員』…所定の研修を修了し、京都市社会福祉協議会に登録した臨時職員
  支援計画に基づき、ご本人のご自宅等を定期的に訪問し、支援します。

◆サービス内容
 ①福祉サービスの利用援助
   (利用相談、苦情相談、助言、情報提供、利用料の支払い等)
 ②日常的な金銭管理
   (相談、助言、金融機関への同行、又は同行による生活費の払い戻し等)
 ③通帳、印鑑の預かり
   (①②の援助に必要な通帳、印鑑の預かり)
 ④郵便物の管理
   (郵便物の内容確認、役所等への必要な手続き支援)

◆利用料金
生活支援員が行うサービスは1時間1,000円
・生活支援員の自宅から利用者宅までの往復交通費等実費は別途負担
・通帳・印鑑の保管料は1ヶ月250円、ただし高額の通帳や証書類は預かり不可
・生活保護受給の方は、利用料金不要

どんな制度か詳しく知りたい、相談してみたいという方は以下の電話番号までお尋ね下さい。

京都市社会福祉協議会 生活支援部 電話 075-354-8734
↓下記ホームページ内の「利用相談フォーム」からも相談できます
京都市社会福祉協議会
https://www.syakyo-kyoto.net/soudanshitai/kurashi/hukushi.html

⭐️サービス概要については以下のページもご参照下さい

厚生労働省 事業概要
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/chiiki-fukusi-yougo/index.html

全国社会福祉協議会 パンフレット
https://www.shakyo.or.jp/news/kako/materials/100517_01.html

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