今回は30代女性の外出の支援を紹介させていただきます。

この日は朝10時に自宅を出発し、15時の帰宅するところまで同行させていただきました。

普段は京都市内への外出が多いですが、この日は天気が良く、少し遠出して亀岡のコスモス園まで行きました(10月の支援です)。
京都市内からJRに乗り亀岡駅まで行き、そこからシャトルバスに乗ります。歩行や支払いの見守りや援助を行いながら現地に向かいます。

園内を散策した後は、出店でお昼ごはんを選び、屋外のテーブル席で食事をしました。この日は唐揚げ&フライドポテト、松茸ご飯などがありました。

昼食後は創作かかしのコンテストの中で知っているキャラクターを教えて下さったり、小さな子供さんやドッグランで走り回る犬等をゆっくり見て過ごされました。

この方は週末にヘルパーと外出し、外食をすることを楽しみにされています。コロナ禍では人混みを避けて屋外を歩く機会も増えていますが、季節を感じながらのお出かけはヘルパーにとっても楽しみな時間となっています。

※この記事の掲載内容については、ご本人及びご家族に同意をいただいています。

今回紹介したのは障害福祉サービスの「移動支援」というサービスで、ご利用者の社会参加や余暇活動の際の移動を支援するものです。他に買い物の付き添いや、イベントへの参加などご利用者により外出先は様々です。
外出にかかる交通費や各施設の利用料については原則ご利用者の負担となりますが、お手持ちの手帳を提示することで、ご本人及び介助者が交通機関や各種入園料等の免除や割引を受けられることが多いです（手帳の種類や等級により、減免の範囲や対象は異なります）。この日はJRや路線バスの運賃、コスモス園の入園料が全て半額（ご利用者とヘルパー2人合わせて1人分の料金）になりました。

※移動支援のサービス概要については、下記をご参照下さい（地域自治体が提供しているサービスのため、以下は京都市の場合）。
京都市移動支援事業実施要綱
https://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/0000201845.html